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サージカルステンレスとはどんな素材なのか

サージカルステンレスとは?ステンレスとの違いや特徴を解説

サージカルステンレスは金属アレルギーの方でも安心して装着できると人気ですが、何が良くてどんな素材かを詳しく理解できている方は少ないでしょう。

別名SUS316やSUS316Lと呼ばれるサージカルステンレスとは、一般的なステンレスよりも錆びにくく腐食しにくい金属で、医療器具にも多く使われています。

本記事ではサージカルステンレスの特徴に加え、ステンレスとの違いやトートリーがおすすめするSUS316Lを使用したアクセサリーをご紹介してきます。

金属アレルギーで気軽にアクセサリーを購入できない方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

サージカルステンレス(316L)とはどんな素材?

サージカルステンレスとは

金属アレルギー対応のアクセサリーには、サージカルステンレス(316L)を使っている商品が多いのですが、316Lは主に医療器具や船の部品に使われる素材です。

錆びや腐食・熱に強く、金属アレルギーが起きにくいことから、医療用(surgical)のステンレス(stainless)と呼ばれるようになりました。

まずは、サージカルステンレスとはどのような素材なのかを解説しますので、金属アレルギーに悩んでいる方はぜひ目を通してみてください。

74種類あるステンレスの1つ

サージカルステンレス(316L)は厳密に言うと俗称であり、JIS規格に「サージカルステンレス」として登録されているわけではありません。

JIS規格に含まれるステンレスは74種類あり、中でも医療用器具に使用されるSUS316Lを含む7種類がサージカルステンレスと呼ばれる素材です。

SUSは、材質(Steel)・特殊用途(special Use)・錆びない(Stainless)の大文字を使用したステンレスを表す記号、316などの数字は種類を表します。

医療用にも使われる腐食しにくい素材

316Lはステンレスの中でも汗や体液との接触による金属イオンの溶け出しが少なく、抗菌特性・高温耐性・耐腐食性・耐久性などを備えた金属です。

医療器具は高温での殺菌・滅菌が必要で、細菌の繁殖も防がなくてはならないため、なめらかで上記の特性を持った316Lは医療用として優れています。

一般的によく使われる304との化学成分を比較すると、炭素を減らしてモリブデンを添加して耐腐食性を高め、厳しい条件が必要な場での使用に適しているのです。

化学成分 一般的なステンレス(304) サージカルステンレス(316L)
C:炭素 0.08%以下 0.030%以下
Si:ケイ素 1.00%以下 1.00%以下
Mn:マンガン 2.00%以下 2.00%以下
P:リン 0.045%以下 0.045%以下
S:硫黄 0.030%以下 0.030%以下
Ni:ニッケル 8.00~10.50% 12.00~15.00%
Cr:クロム 18.00~20.00% 16.00~18.00%
Mo:モリブデン - 2.00~3.00%
Fe:鉄 残りの% 残りの%

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サージカルステンレス(316L)の特徴

サージカルステンレスの特徴

サージカルステンレス(316L)は俗称であり、316Lを含む7種類のステンレスを総じた呼称ですが、メインで使われているのは316Lです。

医療器具や海上構造物に使用されるなど、耐久・耐腐食性に優れた高いグレードのサージカルステンレス(316L)には、どんな特徴があるのでしょうか。

続いては、サージカルステンレス(316L)の主な特徴を3つ詳しく解説していきますので、ポイントだけでもぜひチェックしてみてください。

錆びや傷に強い

ステンレスは鉄にクロムを混ぜ合わせた金属で、表面に不動態被膜という酸化物を発生させますが、塩素には弱く変色や腐食を起こします。

しかし、サージカルステンレスは塩素にも耐性を持つため、汗やプールに含まれる塩素でも腐食しにくい特性を持っているのです。

外部からの摩擦や衝撃にも強いとされていますが、メンテナンスの際に硬いもので擦ったり高度からの落下は傷の原因になるので注意してください。

アレルギーを引き起こしにくい

アクセサリーによる金属アレルギーは、長時間皮膚(汗・体液)とアクセサリーが接触した結果、溶け出した金属イオンが体内に取り込まれることで起こります。

特にニッケルなどのメッキに含まれる成分がアレルギーを起こしやすいですが、不働態被膜を作るサージカルステンレスは比較的安心して装着できる金属です。

とはいえ、海やプールで遊んだまま付けっぱなしにしたり、ニッケルなどの成分に過敏な方はアレルギー反応が出る可能性もあります。

リーズナブルな価格設定

アクセサリーによく使われる金属として、ゴールド(K18やK24)・プラチナやシルバー925がありますが、比較的高価なものが多いです。

その点、サージカルステンレス(316L)は分類が合金のため、リーズナブルな価格設定のものが多く、手に取りやすいと人気があります。

素材自体がゴールドやプラチナなどの貴金属よりも安価ですが、あまりに安い価格で販売されているものは316Lではない可能性もあるので気をつけましょう。

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ステンレスとサージカルステンレスの違いを解説

ステンレスとサージカルステンレスの違い

私たちが生活する中でよく見かける、シンクや調理器具・食器から手すりやドアなどに使われるのは、一般的なステンレス(SUS304)です。

SUS304のステンレスとサージカルステンレス(SUS316L)では、種類のほかに何が違うのかがわかると、体質に合ったアクセサリーを選べます。

基本的な成分にほぼ変わりはないステンレスとサージカルステンレスですが、どこに違いがあるのかを詳しく解説していきましょう。

配合されている成分の違い

ステンレス(SUS304)は鉄に10.5%以上のクロムや炭素、ニッケルなどの成分を加えて強度を高めた合金で、添加する成分によって異なる特性を持たせられます。

304はクロムを18%・ニッケルを8%含み、サージカルステンレス(316L)は304の成分から炭素を減らし、ニッケルを増やしてモリブデンを含むので耐腐食性が高いです。

塩素・酸への耐性や硬度・熱への耐性は316Lの方が高く、316Lは医療用としてもより高い腐食性が求められる器具・機器に使用される素材です。

加工のしやすさの違い

生産量の約60%を占めるステンレス(SUS304)は、常温加工や溶接のしやすさがトップクラスのため、さまざまな用途に使用されています。

一方のサージカルステンレス(SUS316L)も溶接性が高いのですが、切削加工時に工具破損の可能性が高く、熱伝導率の高さがデメリットです。

304と316Lはどちらもアクセサリーによく使われる素材ですが、加工のしやすさからも316Lの方が多少価格が高くなります

金属イオンの溶け出しにくさの違い

ステンレス(SUS304)も不動態皮膜を発生しますが、海水や高温環境下では腐食しやすく、金属イオンが溶け出してしまうことがあります。

耐腐食性が最も高いステンレスのサージカルステンレス(SUS316L)は、金属イオンの溶け出しはほとんどありません。

金属イオンの溶け出しはアレルギーを引き起こす原因のため、金属アレルギーになったことがある方は316Lを選ぶ方が安全です。

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サージカルステンレス(316L)素材のおすすめアクセサリー

金属アレルギーを引き起こしにくく、腐食しにくいサージカルステンレス(316L)は、デザインの幅が広くさまざまなアクセサリーに使われています。

海・プールなど水辺のレジャーや汗が心配なフェスなどで付けられますし、お手入れは柔らかい布で拭くか水洗いするだけと簡単です。

最後に、トートリーで取扱いのあるサージカルステンレス(316L)素材のおすすめアクセサリーをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

【リング】ハンマーテクスチャサージカルステンレスリング

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「ハンマーテクスチャサージカルステンレスリング」は、ぼこぼことしたハンマーで叩いた模様が光の当たり方で表情を変えます。

1本だけでも存在感がありますが、細めのリングとの重ね付けもおしゃれで、性別問わず人気の高いアイテムです。

幅は約4mmとボリューム感があり、コーデの邪魔をしないもののフッと人の目を惹くような、個性的なリングを探している方は詳細を確認してみてください。

商品名 ハンマーテクスチャサージカルステンレスリング
サイズ 11号・13号・16号
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全1色
値段(税込) 5,000円

【リング】スクエアモダンサージカルステンレスリング

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「スクエアモダンサージカルステンレスリング」は、丸みを帯びたスクエアリングに柔らかなカーブを施した、存在感抜群のリングです。

厚みがあるように見えますが、手の甲側になる部分の内側を削って空洞にしているため、重さは約8gと軽量になるよう製作されています。

2025年は大きめのリングがトレンドになっていて、大人の女性も取り入れやすいリングでコーデに遊び心を加えてみてはいかがでしょうか。

商品名 スクエアモダンサージカルステンレスリング
サイズ 6号・7号・8号
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全2色
値段(税込) 5,300円

【リング】クロスラインカットサージカルステンレスリング

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「クロスラインカットサージカルステンレスリング」は、波型のリングにクロスラインを施した、洗練されたデザインが印象的です。

シンプルな平打ちタイプですが、手元に奥行きのある輝きと存在感を与えてるカットデザインが、個性的でおしゃれだと高い人気を誇ります。

女性はもちろん男性にもおすすめできるデザインで、夫婦やカップル・お友達とのペアリングにも最適です。

商品名 クロスラインカットサージカルステンレスリング
サイズ 11号・13号・16号
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全2色
値段(税込) 4,500円

【ピアス】ムーンカーブサージカルステンレスピアス

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「ムーンカーブサージカルステンレスピアス」は、三日月のようなフォルムと程よいボリュームで、さりげない存在感を放つアイテムです。

ポストの太さは1.2mm(16G)と、ファーストピアス程度の太さがありますが、少しきつさを感じる時は軟膏を使うとスムーズに装着できます。

横幅は8mmと10mmから、色はシルバーとゴールドから選べるので、普段のコーデやスタイルに合った色やサイズを選んでみてください。

商品名 ムーンカーブサージカルステンレスピアス
サイズ 約8mm・約10mm
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全2色
値段(税込) 3,800円

【ピアス】ループエッジフープサージカルステンレスピアス

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「ループエッジフープサージカルステンレスピアス」は、耳たぶを包み込むような上品さのある3連風のデザインが魅力です。

ポストは太すぎない1.2mm(16G)で、幅8mmと10mmの2サイズを展開しているフープタイプのため、シンプルですが顔周りを華やかに演出します。

カラーはシルバー・ゴールドにブラックを含めた全3色展開で、控えめなデザインはどんなスタイルにもマッチするでしょう。

商品名 ループエッジフープサージカルステンレスピアス
サイズ 約8mm・約10mm
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全3色
値段(税込) 4,000円

【ピアス】チェーンリンクサージカルステンレスピアス

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「チェーンリンクサージカルステンレスピアス」は、2連のチェーンモチーフが程よいツヤ感で、上品な揺らめきを与える一品です。

縦22mm・幅11mmと大きすぎず存在感を示すサイズで、さりげなく揺れるゴールドのチェーンはエレガントな印象を与えてくれます。

クラシカルでありつつも、モダンなデザインのチェーンモチーフは年齢問わず人気なので、ぜひチャレンジしてみてください。

商品名 チェーンリンクサージカルステンレスピアス
サイズ 長さ:約2.2cm
ポスト(軸):約1.1mm
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全1色
値段(税込) 3,800円

【バングル】ツイストレイヤーサージカルステンレスバングル

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「ツイストレイヤーサージカルステンレスバングル」は、シンプルな甲丸にツイストを組み合わせた、2連風デザインのバングルです。

華奢なデザインですが、単品でも手元に確かなアクセントを添えてくれますし、重ね付けでも他のアイテムの邪魔になりません。

直径は約5.8cmで市販品のMサイズ程度の大きさがありますが、スリットを広げたり狭めたりすると、自身のサイズに調整できるので試してみてください。

商品名 ツイストレイヤーサージカルステンレスバングル
サイズ 約5.8cm
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全1色
値段(税込) 6,300円

【ブレスレット】ミニドットチェーンサージカルステンレスブレスレット

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「ミニドットチェーンサージカルステンレスブレスレット」は、2連のボールチェーンにスクエアビーズを散りばめ、上品に仕上げたアイテムです。

光を受けると控えめに輝き、華奢なデザインでも手元に華やかさを演出できるため、単品でもコーデにアクセントをプラスできます。

約4.5cmのアジャスターがあるので、ぴったり付けたい時やゆったりと艶っぽく見せたい時など、付け方をアレンジできる点も魅力です。

商品名 ミニドットチェーンサージカルステンレスブレスレット
サイズ 約16+4.5cm
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全1色
値段(税込) 5,500円

【ブレスレット】パールレイヤーサージカルステンレスブレスレット

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「パールレイヤーサージカルステンレスブレスレット」は、極細のボックスチェーンにメタルビーズとパールビーズをあしらった、華やかさのある一品です。

全体をシルバーでまとめた控えめな印象ですが、程よいボリュームで手元に女性らしいエレガントさを与えてくれます。

長さは約16.5cmでアジャスターは約4cmあり、少しゆるめに付けたい方にも十分で、オケージョンスタイルにもマッチするデザインです。

商品名 パールレイヤーサージカルステンレスブレスレット
サイズ 約16.5+4cm
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全1色
値段(税込) 5,500円

【ネックレス】ダブルチェーンストーンサージカルステンレスネックレス

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「ダブルチェーンストーンサージカルステンレスネックレス」はは、プリンセスラインのV字先端に小粒のストーンが輝く、繊細で上品なデザインが特徴です。

V字のデザインは首元をすっきり見せる効果があり、鎖骨から首元にかけて並ぶ小さなビーズと先端のストーンが、顔周りに華やかさをプラスします。

長さは約40cmのプリンセスタイプに約4cmのアジャスターがあり、カジュアルなスタイルやビジネスの場でもさりげない女性らしさを演出できるでしょう。

商品名 ダブルチェーンストーンサージカルステンレスネックレス
サイズ 約40+4cm
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全1色
値段(税込) 4,500円

【ネックレス】ドロップラインサージカルステンレスネックレス

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「ドロップラインサージカルステンレスネックレス」は、ボールチェーンとスネークチェーンのミックスに、メタルボールのパーツで遊び心を演出します。

ボールチェーンにアジャスターが付いていて、スネークチェーンを余らせるようにスライドすると、好みの長さに調整できる仕様です。

ボールパーツが並ぶようにすると胸元まで届く長さがあり、アジャスターを調整すればY字ネックレスのようにもあるので、好みやコーデに合わせられます。

商品名 ドロップラインサージカルステンレスネックレス
サイズ 約60cm
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全2色
値段(税込) 5,000円

【ネックレス】ジュボールサージカルステンレスネックレス

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「ジュボールサージカルステンレスネックレス」は、細身のスクエアチェーンにサイズの異なるメタルボールをトップにあしらったデザインが秀逸です。

2mmから6mmの大きさが違うボールが鎖骨あたりで揺れ動くさまは、強すぎない存在感と上品な高級感をさりげなく演出してくれます。

長さは約41cmのプリンセスタイプにアジャスターが約6cm分あり、普段のコーデにちょっとしたアクセントをプラスしたい時にぴったりです。

商品名 ジュボールサージカルステンレスネックレス
サイズ 約41+6cm
素材 サージカルステンレス(316L)
カラー 全1色
値段(税込) 4,300円

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サージカルステンレス(316L)とステンレスとの違いや316Lの特徴まとめ

今回は、サージカルステンレス(316L)とはどんな素材なのか、特徴や一般的なステンレスとの違いを解説しました。

医療器具にも使われるほど安全性が高く、金属アレルギーになりにくいとはいえ、100%発生させないわけではありません。

とはいえ、金属アレルギーでお悩みの方が安心して使えるアクセサリー素材ですし、試してみる価値はあります。

トートリーでもサージカルステンレス素材のアクセサリーを取扱っていますので、ぜひお気に入りの一品を探してみてくださいね。

トートリー公式サイト

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